平凡な名前に平凡な顔。
平凡な家族に普通の毎日。
退屈で仕方がない。
テレビや本の中にはキラキラした世界が広がってるのに、なんで私にはそれが無いの?
今一番お気に入りの漫画をパラパラとめくる。
ページの中にはかっこいい男の子たちばかり。
「いっそこの中に入ってしまいたいなぁ。」
いわゆる、トリップってやつ。
ここ最近、その考えが頭から離れない。
嫌われとか、ほのぼの日常なんかじゃなくて、みんなに愛される逆ハー。
容姿も家柄もトリップマジックでパーフェクトな美少女。
「なるほど。それが君の願い?」
突然、頭の中に声が響いた。
「…だれ?」
もしかして頭がおかしくなってしまったのかな?
でも、どうか現実で有って欲しい。
だって、これは夢小説によくあるパターン。
このあと、ヒロインは謎の声に導かれてトリップするの。
「覚悟があるなら、君を君の望む世界に連れていってあげよう。勿論、君の望む姿で。」
なんてラッキーなんだろう!
私の答えは決まってる。
「わたしをテニスの王子様の世界に連れて行って!」
そして、歯車は回り始める。
Reflection
ここから新章。
視点がコロコロ変わりますが、ご容赦ください。
REPLAY
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